株式会社織工房風美舎は合繊繊維のカラミ織物を得意とする会社です。「優れた特徴を持つ合成繊維を用いた深い黒色」と「当社独自の織り技術による繊細な表情とサラッとした風合い」は法衣など日本伝統の和装で高い評価を受けています。

高品質な「紗・絽・羽二重」の織物で、「深い黒色」「繊細な表情」「サラッとした風合い」が特徴です。

S-600シリーズはSuper Black専用の生地です。
S-500シリーズはBlack以外にも色見本を送っていただければ到着後約3週間にて反染め可能です。

紗と絽について

紗

紗(しゃ、うすぎぬ)とは捩織で織られた、薄く透き通る織物。

緯糸を一本ずつ取った上で、強捻糸の経糸を二本ずつ絡ませて織り上げたもので、生糸で織り上げることが多い。羅から発生したもので特殊な機を使う羅と違って通常の機で織ることができ、中国では唐末から宋代に掛けて大流行した。日本では平安ごろには夏の衣料として大いに用いられたが、天正年間に大陸から最新技術が再導入されて現在の形になった。

雅楽の装束や、夏物の着物などに使われる。

現在ではほとんど目にすることはないが、ぼんやりとした様を示す『紗がかかったような』という表現は今も使われている。

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絽

絽(ろ)は捩織で織られる、薄く透き通った織物

江戸時代に夏の衣料に用いる生地として発展した織物で、紗の変形に当たる。大きく分けて、生糸で作る生絽と半練糸で作る練絽があり、糸の使い方や織り方などによって数多くの種類がある。通気性が高いので、夏物の着物、帯、袋物などに使われる。

基本的な織り方は羅や紗と共通するが、絽は七・五・三本おきに緯糸に二本の経糸を交差させて織っていくもので、織りあがったものはそれぞれ七本絽・五本絽・三本絽と呼ぶ。

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